小2長男がローマ字の練習を始めて、3カ月が過ぎました。
前半、一生懸命ローマ字で五十音の練習をしていたのですが、それではローマ字が読めないことが分かりました。
現在、時間はかかりましたがやっとローマ字をマスターし、ローマ字で文を書くことができるようになりました。
長男のローマ字勉強の失敗を生かした、ローマ字の覚え方ロードマップを紹介します。
- ローマ字を覚えるための効率の良い教え方が分かる
- おすすめのドリルが分かる
- ほとんどお金はかかりません
子供にローマ字を教えようとした理由

タイピングの練習をさせたかったからです。
そして、来年3年生でやるアルファベットとローマ字の予習になると思ったからです。
ローマ字を覚えるということは、アルファベットも覚えることになります。
アルファベットやローマ字が覚えられると、できることが増えます。
アルファベットとローマ字を覚えるとできること
- タイピングの練習が始められる
- プログラミングを始められる
- 英単語の学習が始められる
大人にとってはあたりまえのアルファベットですが、知らない子供に満ちの記号です。
日本語に比べれば文字数も少なく、書き順もさほど気にしなくてよいので、短時間習得できます。
【失敗談】ローマ字が読めないとローマ字が書けない

まず我が家の失敗談を紹介します。
日本語と同じようにまずは五十音で書けるようにしようと思った私は、ひたすらノートにアルファベットでの五十音を書かせていました。
しばらくしたころ、そろそろ読めるようになっているはずと、簡単な単語を問題に出したら、読めないんです。
当然書けないんです。
失敗でした。
五十音をひたすらやっても、面白くないどころか単純作業となってしまって覚えないことが分かりました。
五十音練習は即やめて、私がローマ字で書いた簡単な単語を読む練習に切り替えました。
ローマ字が読めないと、ローマ字も書けません。
本人の好きそうな単語(マリオやマイクラ)のローマ字をノートに書き、その下に読みを書かせることを続けたところ、あっという間に読めるようになりました。
ローマ字の型式・書き順は気にしすぎない
ローマ字はヘボン式と訓令式があります。
日本語 | ヘボン式 (高学年習う) | 訓令式 (低学年で習う) |
---|---|---|
し | SHI | SI |
ち | CHI | TI |
つ | TSU | TU |
しゃ | SHA | SYA |
じゃ | JA | ZYA |
低学年(3年生)は訓令式で習います。
そして5年生になって、ヘボン式を教わります。
表を見ていただくと分かりますが、訓令式の方が実際のタイピングに近いですね。
「じゃ」だけはヘボン式での「JA」で入力する方も多いでしょう。
5年生になったらヘボン式を学ぶので、とりあえず低学年向けのドリルに従って覚えば良いでしょう。
またアルファベットは大文字と小文字を覚える必要があります。
市販ドリルでは書き順も覚えられますが、子供がノートなどに自分で書く時の書き順までは、あまり気にしないようにしましょう。
「b」と「d」は似ているので書き順を覚えた方が便利ですが、他は適当でも問題ありません。
大事なのことは、読めるようにして、書けるようにすることです。
書き順を覚えることが目的ではありません。
子供のローマ字の覚え方ロードマップ

まずはアルファベット
アルファベットはドリルを使うのが便利です。
ドリルと同時進行で、ノートにアルファベットの練習を数回しましょう。
ドリルは英語の学習が入っているものより、アルファベットとローマ字のみのものにしましょう。
英語とごちゃごちゃになります。
記事後半でおすすめドリルを紹介するので、参考にしてください。
そしてローマ字
- ドリルをやる
- 「濁点」まで行く前にノートへローマ字五十音を書く
- ノートに「ローマ字読み」の問題を作る
- ドリルを最後までやる
- ノートに「ローマ字で書く」問題を作る
1. ドリルを進めよう
ドリルの後半に、「だ」「ぱ」「しゃ」「っ」などの濁点等が出てくると思います。
自己練習しないままここまで突き進むと、行き詰ります。

長男「突然難しくなって、嫌になったよ。」
基本の五十音まで行ったら、いったんドリルは置いておきましょう。
2. 五十音をノートに書いてみよう
自分でノートに五十音を書かせてみましょう。
ドリルで振り返りながらでもOKです。

2~3回やれば十分でしょう。
これをやっておくことで、この後にやるノートに書いた自作問題に答えられないときも、自分で書いた五十音で振り返ることができます。
3. ノートにローマ字の読み方の問題を作ろう
本人が楽しく読めるものを中心に書きましょう。
我が家ならば、マインクラフトやマリオ、YouTuberの名前、鬼滅の登場人物などです。

文章もOKです。
「きょうのごはんははんばーぐ」等も盛り上がります。
まだドリルでやっていない濁点を出す場合、下にヒントを書いてあげれば一緒に覚えてくれます。
4. 残りのドリルもやってしまいましょう
ローマ字の基本の五十音が読めると、濁点等も理解しやすくなります。
5. ノートにローマ字を書く問題を作ろう

読みの時と同様に、簡単で本人が興味を持ってできるものからやりましょう。
ローマ字で親と交換日記
ここまでくれば、だいたいローマ字が覚えられていると思います。
余裕があれば、時々交換日記をしてみてください。
すらすら読んだり書いたりできる練習になります。
まだ練習用のノートのページが余っていると思うので、時々短文で交換日記をしてみましょう。
楽しくローマ字に慣れることができますよ。
おすすめドリル3選
すみっこぐらし学習ドリル小学英語はじめてのABCローマ字
【amazon口コミ】
なぞりやすい&書きやすいようです。
すみっこのキャラクターがところどころにいてくれるので楽しくて嬉しいみたいです。
書き順は色分けされていて分かりやすいですね。
アルファベットの塗り絵げーむでは仕上がるとすみっこのキャラクターになるので、達成感が倍増するのではないでしょうか?
またすみっこのキャラクターをローマ字で書くところも。
最後まで楽しんでやってくれそうです。
小学生のアルファベットとローマ字 (毎日のドリル)
【amazon口コミ】
CDでしっかり音声を確認しながらアルファベットとローマ字を学べるドリルです。
ただアルファベットとローマ字を読んだり書いたりするだけではなくそれらをつなげる迷路ゲームなどもできるので頭をほぐしながら楽しくアルファベットとローマ字を覚えられます。
また、このドリルにあるローマ字表はコンピュータでのローマ字入力の解説もしているので子供たちだけでなくスマホやPCのアプリなどでのローマ字入力にお悩みの大人にも嬉しい表だと思います。
アルファベットとローマ字のまき(ドラゴンドリル)

我が家が選んだドリルです。
理由は本人が選んだからです。
お友達がドラゴンドリルシリーズをやっていて、うらやましいと思ったそうです。
アルファベットの書き順はさらっとですが、たくさん練習できる内容になっています。
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1ページ(表裏)が終わると、シールを貼ってドラゴンの絵を完成させていきます。
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後半はローマ字の練習です。
やりごたえのある問題も用意されていて、割とおすすめです。
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ローマ字を覚えて良かったこと

ローマ字を覚えてから、タイピングの練習がだいぶ進みました。
そして、アルファベットとローマ字の勉強は、もうしなくても良くなりました。
3年生になった時、他の学習に集中できそうです。
ローマ字を覚えることで、ローマ字読みが癖になり英語学習の弊害になると聞きます。
そういった面もあるでしょうが、私自身日本語でタイピングするのと英語を読むのは別な認識でやっています。
少し混乱する部分もあるかもしれませんが、やらないわけには行かないので、あまり気にしなくても良いのではないでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
現在、タイピングの練習中です。
そちらも記事していますので、よろしければご覧ください。