どんな人向けの記事?
- 子供のタイピング練習を考えている人
- 子供のタイピングの練習方法に悩んでいる人
長男は現在小学校2年生です。
週1~2回のタイピング練習を3カ月続けたところ、ローマ字入力でタイピングができるようになりました。
最近になり、学校でコンピュータの授業があり、どや顔しています。(顔)
(息子)
ローマ字入力余裕だし、ってかオレだけだし。
しかし、はじめは手こずりました。
なぜならアルファベットを覚えるところから始めなければならないからです。
今回は我が家の経験を基に、子供のタイピング練習のロードマップを作成してみました。
おすすめの無料ソフトも紹介します。
子供のタイピング練習を考えている方の参考になるとうれしいです。
- 子供にタイピング練習をさせるメリット
- 9歳までにタイピング習得をすすめる教育者の話
- タイピング練習を続けさせるコツ
- タイピングが習得できるまでの3つのステップ
- 指のポジションから学べる無料ソフト
子供にタイピング練習をさせている理由
- ブラインドタッチは字が書けるのと同じくらいの必須スキルだから
- タイピングができないと、プログラミングが学べないから
私は学生の頃に、タッチタイピングを正しくマスターしています。
おかげでPC操作に苦労したことがありません。
ブラインドタッチができるかどうかで、仕事効率に影響します。
書くより確実に早いですから。
タイピングスキルは一種の財産です。
タイピングは一度覚えてしまえば、数年やらなくても手が覚えるからです。
(あたりまえのスキルではありますが…。)
現在プログラミング学習の必要性が高まっています。
そして実際に、プログラミングのスクールやワークショップは大人気です。
しかし、プログラミング学習を進めるには、まず入力ができることが必要です。
ブラインドタッチまでできなくても、ある程度キーの位置を理解していないと、プログラミングの学習に追いつけません。
私も現在プログラミングを独学しています。
もしタッチタイピングができていなかったら、やっていなかったかもです。
「子どもの能力は9歳までに決まる」でもタイピングを強く推奨
脳には発達の臨界期があるということについて書かれた本です。
この本の著者である大久保博之さんは、臨界期を応用した教育を実施するため、実際に私立の幼小一貫校を立ち上げた方です。
脳科学の視点を取り入れた教育スタイルで、実際に生徒の偏差値向上だけでなく、パソコン入力コンクール日本一、漢字能力検定最優秀団体賞、NHK全国音楽コンクール入賞など、数々の実績をあげられています。
この著名な教育者である大久保さんは、子供のタイピング練習を強く推奨しています。
著書でも「子供達の脳の発達のため、タイピングにチャレンジしてほしい。」と紹介しており、実際にパソコン入力コンクールで日本一の生徒を輩出しています。
【子供のタイピング練習】続けさせる方法3つ
- ゲーム感覚で覚えられるソフトを使う
- 無理のないペースでやる(我が家は週1~2回土日のみ)
- タイピングができるようになった未来を想像させる
ゲーム感覚で進められるタイピングの無料サイトが便利です。
(記事後半で紹介ています。)
タイピングソフトは、診断結果がでます。
できるようになったことが少しずつ実感できるので、モチベーション維持につながります。
加えて我が家の子供の場合、パソコン版マインクラフトがやる気維持に役立っています。
タイピングができるようになったら、コマンド攻略がラクにできるようになるからです。
【子供のタイピング練習】ロードマップ(低学年向け)
子供のタイピング練習は、「小学校3年生から」をすすめている記事が多いのですが、それはローマ字を習うのが3年生だからという理由です。
しかしアルファベットとローマ字は日本語に比べたら、超かんたんです。
今回は低学年からできるタイピング習得までの3ステップを紹介します。
1. アルファベットとローマ字の練習
- タイピングは最初からローマ字入力でやること
かな入力ムダです。
そんな社会人、いません。
しかもプログラミング学習では、かな入力は使えません。
ローマ字入力をするには、ローマ字を覚える必要があります。
ローマ字を覚えるには、まずアルファベットをやりましょう。
アルファベットを覚えらえたら、もうタイピング練習はできます。
ローマ字はタイピング練習と並行して進めれば問題ありません。
アルファベットとローマ字の覚え方については、別記事で紹介していますので、参考にしてください。
2. タイピングソフトで練習をはじめる
結論、無料で充分です。
優良版も便利ではあります。
アルファベットから覚えられるソフトがあるからです。
値段もドリル程度の値段なので、試してみる価値はあります。
子供が飽きさせない工夫、アルファベット、英単語、セミコロンやスラッシュの読み方も教えてくれつつ、タイピングの基礎もこれでもかっていうぐらい、じっくりと分かりやすく伝えてくれる良い商品。
これから始める子供にちょうど良い教材。
発達の早い年長にもいけるかも。
(きっずタイピング 利用者口コミ)
私がおすすめする無料ソフトでタイピング練習するなら、取り組み順を参考にしてください。
詳しくは、「指の位置から学べる」おすすめ無料ソフト2選で紹介していきます。
3. アクセサリのメモ帳に好きな文章を打ってみる
アクセサリのメモ帳などを使って、好きな文を繰り返し打たせてみましょう。
最初は自分の名前が一番分かりやすいです。
慣れてきたら、文章を打てるように練習してみます。
より実践的にタイピングが上達するには、チャットが便利です。
チャットサービスはたくさんありますが、Googleチャットはブラウザ上で動くので便利です。
アカウントがあればすぐ無料チャットができます。
【子供のタイピング練習】「指の位置から学べる」おすすめ無料ソフト2選
めざせ!タイピングマスター FMVキッズ:富士通パソコン
次に紹介するソフトの方が、ゲーム感が強くて楽しいです。
でもまずはこっちで指の位置を覚えましょう。
まず基本の指の位置を覚えないと、楽しいソフトも苦しくてつまづきます。
ゲーム感覚が強いソフトに現在夢中になっている息子も、こう言っています。
息子「俺練習してなかったら、マジでやばかった。
押すところ探しながらだと、途中で進めない。」
タイピング練習を始める前のポイント
- 最初はホームポジション(両人差指を置くFとJ)を教える
- それぞれのキーを押す指が決まっていることを教える
- 画面操作から子供に自分でやらせる
- お気に入りバーにでも入れて、自分でクリックして作業できるようにする
- 慣れてきたらハンカチで手元を隠してみる
まずは「きほんコース(初心者向け」ローマ字タイピングきほんコース
このソフトで、まずキーポジションを覚えましょう。
下にスクロールすると、きほんコース(初心者向け)が出てきます。
【コース1】キーの配置をおぼえよう
1段に出るキーを練習します。
上段・中段・下段に分けて練習するコースです。
押すべき指が一文字ごとに変わります。
【コース2】それぞれの指の動かし方を覚えよう
同じ指が押すべきキーがランダムに出題されます。
画像で分かる通り、押すべき指に色が付きます。
どの指の練習をするか、自分でクリックして選択させます。
マウスを使うので、マウスの操作方法にも慣れることができます。
ホームポジションに指を置き、親指でスペースキーを押させてスタートさせましょう。
10文字やるとタイピング結果が出ます。
レベルというところにA+~E-までの結果が出るので、全部C以上が出せるように頑張ります。
慣れてきたら手元を隠してブラインドタッチの練習をする
すべてC以上のスコアが出るようになったら、手元を隠してチャレンジしてみましょう。
見えると、どうしてもキーを確認しながら操作しようとします。
押すべきキーは画面に出るので、意外とできます。
じつりょくアップコース(2文字以上)に挑戦してみよう
だいたいC以上が出るようになったら、じつりょくアップコース(初心者~中級者向け)に挑戦するのもありです。
2文字以上で、ここからローマ字になってきます。
お子さんのやる気に合わせて進むとよいです。
ある程度指がキーの位置を覚えたら、次のタイピングゲームが十分に楽しめます。
ココアの桃太郎タイピング
獣民登録してストーリーを進める
主人公は桃太郎です。
この世界のお菓子がグレて「あやかし」(敵)になってしまいました。
タイピングという技をつかって、「あやかし」を元のお菓子に戻していこう。
攻撃するときもタイピング、敵からの攻撃から防御するときもタイピングの技を使おう。
是非、獣民登録してやらせてあげてください。
獣民登録は生年月日とメールアドレスぐらいしか個人情報は入れないので、安心です。
登録することによって、頑張った結果が記録され、また途中から進めることができます。
登録しなくても遊べます。
そしてタイピング検定はいつでもできます。
このタイピングゲームの良いところ
- 主人公になりきれる
- かなり夢中になる
- レベルが上がると仲間ができたり、その仲間が技を覚るなどRPG要素あり
- 最初はしばらくアルファベットの一文字なので、キーポジションをだいたい覚えていればサクサク進める
「あそぶ」ということころから始めます。
最初は、話が少し長いですが、一緒に読んであげてください。
子供が入り込めて楽しめます。
ゲームの進め方紹介
①まずこの敵を倒す時に使うキーを表示してくれます。
②タイピングして攻撃します。
③タイピングが成功すると攻撃し、応援してくれます。
④無事倒せると、ステージ評価してもらえます。
こんな感じで話がすすみます。
息子「途中でね、ダメージチャンスってなってね、タイピングが成功すると、大ダメージをあたえられるんだよ!」
とにかく興奮して、やってます。
かなり夢中になってしまうので、タッチタイピングが崩れがちになります。
タッチタイピングができないと、だんだん敵に勝てなくなります。
そんな時は「めざせ!タイピングマスター FMVキッズ」へ戻って訓練しなおしです。
【子供のタイピング練習】3カ月続けた結果
アルファベットの練習を終え、週2回タイピング練習をはじめてから3カ月経過しました。
するとパソコンの検索窓に、キーワードを入力できるようになりました。
そしてマインクラフトでも、自作のガチャの看板に、自由に文字を入力できるようになりました。
入力はまだ早くはありませんし、ブラインドタッチとまでは行きません。
それでも、キーを探しながら打ってた頃と比べるとだいぶ上達しました。
継続は力なりです。
目指すはブラインドタッチそしてプログラミング
私はプログラミング独学3カ月で、簡単サイト制作までできるようになりました。
ここまでこれたのは、パソコン操作が得意だからです。
プログラミングやパソコン操作の入口は、やはりタイピングからです。
一方スマホの普及で、タイピングが苦手な新社会人が存在します。
もちろんIT関連の会社ではないでしょう。
そして今までは、社会人になってからタイピングを練習しても間に合いました。
多くの人がそうだったのです。
しかしこれからは、プログラミング必修化によりタイピングは必須スキルになります。
家庭にパソコンが1台あればできるので、是非今日からチャレンジしてみてください。
途中で投げ出しても良いのです。
やってみることに価値があります。
中断してしまっても、またどこかのタイミングではじめれば良いのですから。